成田山幼稚園では、「子どもにとって、どうなのか」
このことを最優先に考え、保育を行っています。

『豊かな環境の中で育むしなやかな心と身体』

幼児期は、人格の基礎を築く大切な時間。本園の教育理念には、幼稚園生活の中で身近な環境に自ら関わり、明るくのびのびと自己を発揮できる子どもを育てたいという思いがあります。そして、将来、どんなことにもしなやかに柔軟な考え方をもって対応することができる、応用することができる大人になってほしいという願いが込められています。

乳幼児期に最も大切な生活体験は、「あそび」です。成田山幼稚園では、子ども自らが関心をもち考え行動する(あそぶ)姿を尊重し、「子どもを主体とした」教育・保育を行なっています。

なぜ、「子どもを主体とした保育」なのか。

「自分で考え、選択する」こういう場面を人は何度も経験します。その時に「自分でじっくり考え、自分のことは自分で決めることができる人に成長してほしい」そんな願いがあります。

子どもは、心身ともに発達途上にありますが無能ではありません。おとなからすると、「子どもは未熟だから大人が決めてあげないと」という思いがあるかもしれませんが、自分の思いや考えがある有能な一人の人間です。だからこそ、子どもの「やってみたい」「こうしたい」という思いを大切にしてあげたいのです。

遊びは、教えられるものではありません。自らその面白さを見出していくものです。自分の「こうしたい」という思いを実現するために、友達とのいざこざから心の葛藤も経験するでしょう。思うように出来ずに何度も何度も失敗もするでしょう。そうやって試行錯誤しながら納得いくまで遊びきり、「あーおもしろかった!!」と満足感や達成感を味わうのです。
乳幼児期のそんな経験が「自分で考え、判断し、行動する」人間に成長していくための土台となると考えています。

学校法人金子学園 成田山幼稚園
園長 友野 優里

『子どもも保育者も一人ひとりが輝けるように』


私は保育者として、ひとりひとりの個性を大切にし、それぞれの考えや性格に合わせた言葉掛けや援助ができるよう、日々心掛けています。

 運動が得意な子、絵を描くのが好きな子、おしゃべりな子、そしてその真逆な子…。

様々な子どもたちがいる中で「その子の出来たことを褒める」「一人ひとりに合わせ、寄り添う」「挑戦し続けるための"失敗できる環境を整える"」こうしたことが大切だと考えています。

一人ひとり違う子どもたちに、保育者としていろんな角度から関わり、共に悩み、かんがえていく。そしてその過程で見える子どもたちの変化や成長に気づき、ともに喜ぶ。

また、保育者自身もそこからさまざまなことを学ぶ。そうして、子どもも保育者も幼稚園生活で嬉しい、楽しい出来事を共感しあいながら、笑顔溢れる毎日をつくっていきたいと考えています。

主任:赤嶺奈津子

『幼稚園生活を楽しむ仲間でありたい』


私は、保育を行う時、子どもたちと一緒に楽しむことを大切にしています。
”楽しませる”、”楽しませてもらう”ではなく、”一緒に”です。
その為、何かを行う場合、子どもたちにたくさん相談をします。
「何をしたい?」「どうやってする?」もちろん、知識の量も大人と子どもでは全く違います。子どもたちの考えたやり方よりも、「こうやればいいのに」ともっと要領のいい方法を知っている時もあります。それでも、子どもたちと一緒に考えたり、発見した方をやってみるとそちらの方が面白く、不思議と夢中になれます。
私も今、子どもたちと一緒に幼稚園生活を楽しむ一員、仲間として保育を行なっています。

中道 咲

保育者の基本姿勢

こどもたちにとって『先生』とは、一番身近なそして大好きなおとなであり、憧れを抱く存在です。子どもたちの様々な出来事に寄り添い、喜びや悲しみ、嬉しさや悔しさなど、その“こころもち“に寄り添える保育者でありたいと考えます。

一人一人をかけがえのない存在として尊重し、愛情と信頼に基づく保育を行う。

こどもの発達や個性を理解した上で、こどもたちが主体的に活動し、創意工夫を促す保育を行う。

こどもたちの「やってみたい!」「もっとやりたい!」を引き出す豊かな保育環境作りに力を注ぐ。

こどもと共に体験し、待つこと、聴くこと、共感することができる。

家庭との連携を大切にし、共にこどもの育ちを支える関係性を築く。

成田山幼稚園について